-->

ひじき祭動画の参考文献リストとちょっとしたコメ返

2025年1月13日月曜日

解説

t f B! P L

 ひじき祭投稿動画↓の参考文献まとめです。遅れました。タイヘンモウシワケゴザイマセンデシタ

参考文献元の最終閲覧はいずれのサイトも2024.12.1です。

全体的な基礎知識

公衆衛生で取り扱う範囲確認

・医療情報科学研究所「公衆衛生が見える2020-2021」メディックメディア.2020 (ISBN:978-4-89632-779-3)

・大塚 文徳「衛生化学詳解 下【第2版】」京都廣川書店.2017(ISBN:978-4-906992-88-1)

最初のまとめ部分

"1平方センチメートルあたりに2㎎塗布した状態で測定する"って国際基準(iso24444)で決まってるんだけど。

 日焼け止めの測定方法は決まっています。
・日本規格協会「ISO 24444:2019 化粧品-日焼け防止効果の試験方法-日焼け防止指数(SPF)のインビボ測定 Cosmetics -- Sun protection test methods -- In vivo determination of the sun protection factor (SPF)」
 
 ただこれは1冊3万円とかするので流石に原文は読めてません。実際に参考にしたのはこの辺

・株式会社ユーザーライフサイエンス「SPF測定実施マニュアル」
・水野誠「紫外線防御効果測定法に関する最近の動向について」
・佐藤潔「紫外線防止効果測定について―SPF・PA 測定法の現状と課題―」

画像の引用元はこちら

・プライミクス株式会社「文系でもわかる分散 その6(番外編)」

実際に使われている量は日常生活だと0.4㎎、レジャー活動時だとしても0.8㎎程度って言われてます。

0.4㎎/cm^2の方
Autier P, Boniol M, Severi G, Doré JF; European Organizatin for Research and Treatment of Cancer Melanoma Co-operative Group. Quantity of sunscreen used by European students. Br J Dermatol. 2001 Feb;144(2):288-91. doi: 10.1046/j.1365-2133.2001.04016.x. PMID: 11251560.

0.8㎎/cm^2の方
Petersen B, Datta P, Philipsen PA, Wulf HC. Sunscreen use and failures--on site observations on a sun-holiday. Photochem Photobiol Sci. 2013 Jan;12(1):190-6. doi: 10.1039/c2pp25127b. Erratum in: Photochem Photobiol Sci. 2013 Dec;12(12):2202. PMID: 23023728.

元はと言えばここからの股引き。(コイツ股引きしかしてねぇな)

・日経DI日焼け止め、ほとんどの人は必要量の半分も使えていない?~“適量”と“重ね塗り”の重要性児島悠史

別のデータだと1.2㎎/㎝^2ほど使ってるって言うのもあったりはしますが、まぁ2㎎/cm^2には届いていないようです。

・水野誠「サンスクリーンの長期使用効果

塗る量が少なかったところで一定の効果は出るし
SPF50の日焼け止めを基準量より少ない1.0㎎/㎝^2程度しか塗らなかった場合でも、SPF30~40程度は維持できているようです。(グラフより)
そして日常使いならこの程度で必要十分ではあります。

・水野誠「サンスクリーンの長期使用効果


SPFは日焼け止めが塗布された皮膚の最小紅斑量と、塗布されていない素肌の最小紅斑量の比で表すよ

・日本化粧品工業連合会「日本化粧品工業連合会SPF測定法基準


(PAについて→)まぁ大体の場合でSPFに相関するし、これもあくまで目安だからあんま気にしなくていいよ。
UV-Aはサンタンも起こしますが、しみやしわなどと言った反応は紫外線量や波長にばらつきが大きく測定することが困難かつ、実際の生活場面での意味付けが困難です。
なのでPAは具体的な数値表記ではなく、+から++++で表すのですが、実際の商品において「サンバーンだけ起こしたい」と言う需要は皆無に近いので「高PA、低SPF」と言う商品はないと思います(調べたわけではない)
なので基本的にSPFとPAは相関します。

・福田實「紫外線防御脳の評価と表示方法
・日本化粧品工業会「紫外線防止の基本」(画像出典)


(紫外線吸収剤について→)この際に起こる化学反応で肌に刺激を与える事がある
小児を対象にした研究によれば「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」は頻度高め。
後述していますがよく使われる成分なので、これが肌に合わなかった場合は避けるのが難しくなります。「ノンケミカル」とか書いてある場合は大体紫外線吸収剤入っていないのでそちらを使用する感じですかね。

Haylett AK, Chiang YZ, Nie Z, Ling TC, Rhodes LE. Sunscreen photopatch testing: a series of 157 children. Br J Dermatol. 2014 Aug;171(2):370-5. doi: 10.1111/bjd.13003. Epub 2014 Jul 30. PMID: 24673302.


(金属アレルギーについて→)起こすことはほぼないから大丈夫
化学担当パートで記載します

物理担当パート

紫外線の発生源について→当然、地球から1億5000万㎞離れたところにある太陽からだね!
など、紫外線に対しての基礎知識全般

・国立環境研究所「絵とデータで読む 太陽紫外線 -太陽と賢く仲良くつきあう法-」(ISSN 1341-4356)


電場は…1【C】の電荷が受ける静電気力って習ったような…。
から電磁波とか周辺の教科書的な説明
→高校の時の物理の教科書(高校特定されるんで勘弁して)

ネットならこの辺
・TryiT「5分でわかる!静電気力と位置エネルギー

下のサイトは実際分かりやすいのですが、セキュリティソフトで弾かれる可能性があるので接続は自己責任でお願いします
・わかりやすい高校物理の部屋「電場」    
https://wakariyasui.sakura.ne.jp/p/elec/dennba/dennba.html

わかりやすい高校物理の部屋「電磁波」
 
https://wakariyasui.sakura.ne.jp/p/elec/dennjiha/dennjiha.html

因みに工学系の人は磁場のことを磁界って言ったりするらしいけど、ややこしいから今回は磁場で統一な!
どうでもいいのですが、中学校の教科書は磁界だったんですよね。高校で急に磁場になりました。単語が違うと別の意味だと思っちゃってややこしいからホントやめて欲しい。

電磁誘導→高校物理の範囲かな?

ここガバ。
中学2年の「電流と磁界」で出ますね。うちのきりたん中学2年生なので今まさにやってるはずですね。(いや、6月ならワンチャンまだやってないか…?)

文部科学省 中学校学習指導要領解説「【理科編】中学校学習指導要領(平成29年告示)解説
同上

コメントで擁護してもらってますが、中学では発生についてがメインなので。

回る事によって電場や磁場が変化する、それによって電気が発生しているって言うのが重要で、ただそこに磁場があるだけじゃ電機は発生しないから注意ね

のところ(磁束とか含めた原理)あたりは高校物理の範囲っぽいですね。

文部科学省 高等学校学習指導要領解説「【理科編 理数編】高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説

高校の教科書でここ読んでたので、ここが初出だと思い込みましたすいません。学習指導要領を見ろって話ですね、ハイ。

生物担当パート

(表皮等の構造全般)
・馬場広子「グラフィカル機能形態学 = GRAPHICAL FUNCTIONAL MORPHOLOGY : 薬が効く先のカラダへの理解を求めて」京都廣川書店.2016(ISBN:978-4-906992-71-3)

全く関係がないとは言いませんが、そもそも真皮まで到達する紫外線量が少ないんですよね。
・国立環境研究所「絵とデータで読む 太陽紫外線 -太陽と賢く仲良くつきあう法-」(ISSN 1341-4356)
・国立環境研究所「日光紫外線の人体への影響

そして最終的には細胞の核を失うって言うのがこの形態変化の特徴ですかね。

 補足:通常細胞が死ぬのは2パターンです。
 ●寿命などで起こる細胞死
 ●外部からのダメージなどで起こる細胞死

 前者は管理制御された細胞死です。細胞が小さくなり、細かく分裂され、マクロファージなどの貪食細胞によって処理されます。細胞内容物の流出などが起こらないので炎症反応も起きません。(アポトーシスって言います)
 後者は突然死です、計画された死ではないので細胞膜の破壊とともに細胞内容物が流出、炎症が起こります。(ネクローシスって言います)

 表皮細胞の細胞死はどちらにも当てはまらないので研究が続いています。

 因みにですが、核を失った状態で利用される細胞としては表皮の他にも目のレンズ部分を構成している細胞や、酸素を運ぶ赤血球などがあります。


それ以外にも、紫外線はDNAに損傷を与えて最終的にはガンを引き起こす可能性などもあったりします。
・環境省「
紫外線環境保健マニュアル 第2章 紫外線による健康被害


これをスキンタイプと言って、国際的な基準では6タイプに分けられます。(からの日焼け説明含む)
・日本皮膚科学会「皮膚科Q&A Q6フォトスキンタイプとは何ですか?
・環境省「紫外線環境保健マニュアル 2020

赤くなりやすい人は特に紫外線対策が必要になって来るでしょう
・日本皮膚科学会ガイドライン「皮膚悪性腫瘍診療ガイドライン第 2 版

特にこの辺を参照しての説明

CQ1.メラノーマの発生予防を目的とした紫外線防御は勧められるか
→推奨度C1 推奨文:日本人ではメラノーマの過半数が肢端部に発生し,紫外線の関与は少ないと考えられるが,サンスクリーン剤などで紫外線防御を行うことにより露光部のメラノーマの発生率が減少する傾向はあるため,紫外線防御を考慮してもよい.

CQ1.有棘細胞癌の発生率を減少させる目的で紫外線防御を行うことは勧められるか
→日本人の中でも色白で色素沈着を起こしにくいスキンタイプの者
 推奨度:B 推奨文:紫外線防御が勧められる.

→上記以外の日本人の大半を占めるスキンタイプの者
 推奨度:C1 推奨文:紫外線防御を考慮してもよいが,その有益性は不明である.

加えて、雪は紫外線を反射しますから雪山なんかは全周から紫外線を浴びる事になります。(から、目のリスク説明部分まで)
・環境省「紫外線環境保健マニュアル 2020

黒いサングラスでも紫外線をあまりカットできないものはあります・
・近畿大学メディカルサポートセンター「紫外線から体を守りましょう
・大阪府医師会「目の紫外線対策


あれ、ビタミンって体内で作れるものなんですか?(等のビタミンD説明部分)
・厚生労働省 「e-ヘルスネット 健康用語辞典 ビタミン
・馬場広子「グラフィカル機能形態学 = GRAPHICAL FUNCTIONAL MORPHOLOGY : 薬が効く先のカラダへの理解を求めて」京都廣川書店.2016(ISBN:978-4-906992-71-3)
・大塚 文徳「衛生化学詳解 下【第2版】」京都廣川書店.2017(ISBN:978-4-906992-88-1)

ビタミンは体内でほとんど作ることができないため、食品から摂取する必要があります。って習ってたのでビタミンDの話を聞いた時に「イレギュラーが…」ってなりましたね。

最近はビタミンD不足の小児が増えていて、「過度な紫外線対策が原因なんじゃないか」って話もあったりしますね。
・国立環境研究所「最近の日本人のビタミンD欠乏
・厚生労働省「2─2 乳児・小児
・日本小児科学会「現代のくる病診療A to Z


(必要な紫外線を浴びる時間について→)まぁ一般的に言われるのは15分から30分程度ですかね。(からのビタミンD生成、紅斑紫外線量情報について)
・国立環境研究所「肌にダメージを与えない範囲で、最適な紫外線照射時間を広く知らせる
・国立環境研究所 地球環境研究センター「ビタミンD生成、紅斑紫外線量情報


化学担当パート

日焼け止めとして適しているのは可視光は透過して、紫外線領域の光はカット…と言うか反射させたりする物だね。

・打越哲郎「機能性セラミックス微粒子の紫外線防御機構と特性

いわゆるサンスクリーン剤には,Fig. 2 の光吸収スペクトルに示すように,可視光域では高い透過特性を示し,400 nm 以下の紫外光域をカットするような材料が適している。

 

可視光を散乱させちゃうと白っぽくなっちゃうから美容的にね、微妙なんだよね。

・福井崇「遮光製品(サンスクリーン)とその作用

紫外線散乱剤は,UVA~UVB まで幅広い波長の紫外線を防御することができるが,紫外線だけでなく可視光も散乱することから肌に塗布すると白くなり,カサつく感じや粉っぽさ等の使用感が課題となってくる。

酸化鉄を使うこともあるけど、よく使われるのは酸化チタンだねー。

・本間茂継「化粧品開発に用いられる紫外線防御素材

紫外線散乱剤は化粧品に配合されている構成成分の一 種で,酸化チタン,酸化亜鉛,酸化セリウム,酸化鉄等 の無機酸化物粉体がそれにあたる。このうち,いずれも一次粒子径が100nm以下の微粒子酸化チタンと微粒子酸化亜鉛が紫外線防御を目的に汎用されている。酸化鉄も化粧品で汎用されているが,こちらはファンデーションなどのベースメイクの着色剤として用いられるのが一般的である。


ややこしい話になるけど、この酸化チタンって半導体の一種なんだよね。(からの半導体関連説明)

・本間茂継「化粧品開発に用いられる紫外線防御素材
・甲南大学 教育学習支援センター「2-2.物質としての半導体の特徴― 物質とは何か?そして半導体とは? ―


以下ドメインが「.co.jp」含みます。会社に有利な内容に偏る可能性があるので基本参照しないのですが、基礎知識部分なので問題ないと思います。

・光触媒マテリアルズ「光触媒反応の原理を解説します
・東芝デバイス&ストレージ株式会社「1-1. エネルギーバンド図

具体的には光の波長と同じくらいのサイズだと、光は主に前方へ散乱する(等の散乱について)

・打越哲郎「機能性セラミックス微粒子の紫外線防御機構と特性
・HORIBA「光散乱と粒子径

なるほどつまりなんかよく分からないですけどこっちも結局電子がエネルギーを受け取ってるって事ですね?
・福岡女子大学「光と色について
・西條純一「有機物性化学 第4回 色(色素)・屈折材料

理想的な紫外線吸収剤の条件について
・田原定明「紫外線吸収剤と化粧品
・厚生労働省「化粧品基準

メトキシケイヒ酸エチルへキシル等の紫外線吸収剤について

・本間茂継「化粧品開発に用いられる紫外線防御素材
・分部孝範「有機系紫外線吸収剤の開発の歴史, およびその効果的利用
・浅野新「日焼け止めの科学
・田原定明「紫外線吸収剤と化粧品

乳化からのエマルション、O/W型とかの製剤化について

・中西美樹「日焼け止め化粧料の特性と有用性評価
・小田島秀樹「高い紫外線防御効果とみずみずしい感触を両立させた三スクリーン製剤の開発
・日焼け止め・UVケア化粧料概論:※PDFファイルが直接DLされます。
・東機産業「美を演出する科学

以上!

ちょっとしたコメ返

・(SPFの数値とか気にしなくていいよって所→)数値を気にしなくて良いということは、2mm塗るのは現実的でないとしても半分や1/4に減らした時に日焼け止めの種類で効果の減退の比率が違うってこと? →数値を気にしなくてよいと言う事は、SPFやPAの数値以外にも気にするところあるよって話ですね。
 それが例えば肌へ塗る量だったり、肌に合うものだったり、お財布に会うものだったりって言う評価指標です。

 ガンダム風に言うのなら「SPFやPAの数値の違いが、性能の決定的差ではないということを教えてやる」って感じです。

 まぁ高SPFって言うのは日焼け防止の基本性能が高いって事なので、塗る量が少なかったとしても一定の効果は発揮してくれます。
 成分による減衰の比率については調べても出てきませんでしたが、そこまで大きく変わるとは考えにくいです。
 だからSPFは目安にはなります。でも絶対的な指標にはなりません。自分で言っておいてなんですがややこしいですね。

・9:08「ここまでも見えてたらヒトじゃなくない?」
→それはそう。(磁石の反発は見えるからって意味でした)

(グラフに対して→)・ああっ!主さんが縦軸の数値トリミングしたデータ使ってる!!
このグラフ、マスゴミが悪用しそう…
←y軸0始点じゃないグラフってなんか悪用感あるよね

→今回は比率見たいだけだから!数値関係ないからセーフ!!(よくある言い訳)

 グラフの悪用で思い出したネタがあるので、丁度いいから供養するんですけど。
 昔って言う、エセ科学でよく使われるテクニック使って再生数講座作ろうかなって思いつき、「やるからには本気で」って事で割とガチで視聴者さんを騙そうとデータを作っていたんですよね。

 その際のネタの一つに「長尺動画の方が伸びる」って言うのがありまして、ニコニコ動画のスナップショットAPI V2を使ってデータ取得したんですよ。

そのデータがこちら。
データ取ったのが2023年10月なので今どうなっているかは知りませんが、数字は本物です。
横軸再生時間、縦軸は対数軸でプロットするとグラフがなんかいい感じになる数字です。
青色が一番分布が多いところ、赤色が一番少ないところです。見て貰えば分かるように、尺が短い動画は100-300程度が最頻値ですが、30分以上の動画は1000-3000が最頻値になります。
ただこれだと「絶対数が明らかにちげぇじゃねぇか」って言うツッコミが想定されます。
実際に絶対数でプロットするとこうなります。

こういう時は割合で表示します。
「割合を表示したときには数字を、数字を表示したときは割合を注意しろ」と昔から言われますが、それの応用(悪用)です。

数値を割合に変更した物。
これをさらに「3Dグラフ化」、「強調したいものを手前に置く」、「グラフの上限を調整して縦に伸ばす」などして悪意のあるグラフを作るとこうなります。
コレはもう誰が見ても明らかに「長尺動画の方が伸びやすいんだ!」となるでしょう。

まぁ「長作動画は大体別ジャンルとの組み合わせが多い」とか、「そもそも作る人が偏ってる」とか、「5-10分あたりでピークに達してるから30分にする必要はない」とか色々とツッコミは受けそうですが。

何が言いたいかと言えば
私がグラフ悪用するならこれくらいやります!!
って言うか一回やってみたいですね!!(炎上不可避)

(皮膚って押したら戻るって話→)ワイ、全然戻らないんだが……
皮膚戻らないニキはとりあえず今飲んでる2倍の量水分を取る意識してね
←いわゆる「むくみ(浮腫)」が出てるんじゃないか? 内臓診てもらったほうがいいぞ
まずは脱水の可能性があるから水を飲んで、ダメなら病院に行こうか
→コメントでも補足してもらっていますが、むくみは重大な疾患が隠れている事があります。
・国立長寿医療研究センター「足の腫れ・むくみの原因は?

 まぁ「夕方にだけ起こる足のむくみ」とかは生活習慣や生理現象が原因な事が殆どなので大したことないのですが、「片方の足だけむくむ」とか、「1日中全身がむくむ」とか「急に体重が増えた」とかがあったら病院行ってください。

(紫外線をカットできるレンズについて→)通常のメガネでも結構カットできたり?
→UV-Bは普通のガラスをあまり透過できないのでカットできます。
UV-Aは商品に寄りますが、UV-Aカット用のコーティングなんかもありますね。

(日光を浴びる時間について→)顔に当たってても意味無い感じなの?
→顔でも手のひらでも大丈夫です。
 皮膚面積600㎝^2は「長袖で肌を隠した状態=顔と手のひらの表面積」ってイメージです。皮膚面積1200㎝^2は「半袖=顔と手のひら+腕の表面積」って感じです。

(バンドギャップエネルギーの所→)エネルギーの低い可視光は超えないからそのまま通す、って認識であってる?
→その認識で大丈夫です。

(酸化チタンについて→)酸化チタンって光水分解作用で活性酸素出すのは問題にはならないんだろうか? ←酸化チタン内部での電子の移動促進やPt担持による表面活性向上が無ければ大したレベルじゃないかと
→コメントでもあるように、実用上問題にはならない程度まで抑えられてます。

以下捕捉:酸化チタンはエネルギーを吸収した後に戻る過程で活性酸素を発生させて周囲の油や樹脂と言った有機物を酸化分解することがあり、それを「光触媒作用」と言います。
坂井章人「微粒子粉体:紫外線防止と粉体

この性質を利用して環境浄化などに使われることもあるのですが、化粧品だと製品の質が落ちるだけです。
 対策として活性の小さいルチル型(※1)を用いたり、シリコーン化合物などの有機物によって表面処理が施すことなどによって光触媒活性を実用レベルまで低減させているようです。

参考文献:坂井章人「微粒子粉体:紫外線防止と粉体

(※1)ルチル型:酸化チタンは結晶の形態によってアナタース(Anatase,アナタース)型とルチル(Rutile)型、ブルカイト(Brookite)型に分けられて、このうちアナタース型とルチル型が工業的に利用されています。
本間茂継「化粧品開発に用いられる紫外線防御素材」より

(酸化チタンについて→)TiO2は吸収(10%)<反射(90%)だから、説明の順番がおかしくない?
→でも金属が光反射するのは酸化チタンに限った話じゃないし…
 酸化チタンや酸化亜鉛が使われる理由から話したかったのでこうしました。

(O/W型とW/O型とかについて→)五分五分で混ぜたらいいとこ取りできたりしないの?
→いい所どりのために「水の中にあるオイルの中に水」みたいなのがあったりします。

・東機産業「美を演出する科学

以上です。
他のコメントについてはコメ返動画でやりますのでよろしくお願いします~

貴方は↓番目の訪問者です。

このブログを検索

ブログ アーカイブ

自己紹介

自分の写真
チャンオネスコ=キズキリーベ・アオイチャンスキー

QooQ